セルフビルドサポーター資格制度

ログハウスのセルフビルドを通じて林業の啓蒙活動をする、「セルフビルドサポーター」を認定する民間資格を運営しています。

植林杉問題

戦後、住宅の建築需要を見込んで、国策として杉を植える事を推奨しました。
その後安い外国材が輸入される様になり、国産材の需要は減り、大規模に国産材を生産しているエリアでも補助金が投じられやっと経営出来ているのが現状です。
それ以外、特に都市近郊の小規模森林いわゆる里山では、林業が経済的に成り立たない為に植林された杉林は放置されて荒れ果てているのが実態です。
この荒廃した杉林は、台風等で電線や民家に倒れたり、道をふさいだりして、大停電や復興を遅らせる原因となります。
経済的な要因から伐り時になった杉が、まだ伐られないで放置されています。
また、伐り手がいないのも深刻な問題です。
経済的に解決できない問題なので、楽しむ事に発想を転換する事が重要です。
木の伐倒を家を建てる事を最終目標に、スポーツの様に楽しみながら伐り手を増やす事を目指して行きます。

植林杉をログ材利用するという事

このままでは、都市近郊に植林された杉は利用価値なしで放置され続けるか、メガソーラーの用地として伐採されて、発電チップとなります。
バイオマス発電の発電効率は約30% ほどで後は熱として放出されます。
利用しないよりは良いかもしれませんが、有効利用と言うには少し疑問が残ります。
約600 坪の杉林を整備すると約一軒分のログ材を搬出できます。
伐採量に対して、非常に少ない量しか材になりませんが、30 年以上建材として有効利用できます。
燃やせば一瞬、使えば何十年ともつ財産となるのです。
チップとして燃やすだけではなく、杉を無駄なく地元で使う事を考えて行かなくてはならないと考えています。
木の伐倒を家を建てる事を最終目標に、スポーツの様に楽しみながら伐り手を増やす事を目指して行きます。

なぜセルフビルドなのか

現在の住宅は、ほとんどがプレカットというホゾ等を機械でカットした材木で家を建てています。
角材でもハンドカット、つまり手でホゾを加工してくれる大工さんが少なくなりました。
手で加工するのは経済的に非効率だからです。
荒廃した杉材を利用するにあたって、乾燥や角材へ製材するコストを考えるとログ材のまま使う方が良いのですが、加工が難しい難点があります。
しかし難しい分出来た時の喜びも大きくなります。
あくまで私達がやるのはセルフビルドですから、難しいを楽しみましょう。
そして、出来た家は、現在のよくある住宅とは、ダイナミックさが違います。
高級感のある住宅が、安価に出来、さらに作るまでの過程を楽しめるのです。
各所に思いの詰まった話しの絶えない家が完成します。

セルフビルドサポーターとは

セルフビルドサポーターは、特定非営利活動法人ふるさとネッツが認定する民間資格です。
セルフビルドサポーターの使命は、セルフビルドを通じて、林業の啓蒙活動をする事です。
杉を伐って森林整備する所から始まって、丸太を手刻みし柱や梁を作り、それを組み立て家を作って行きながら自然との共生の仕方を考えていきましょう。
木を伐る技術や家を建てる技術を習得して、セルフビルドしたい人のサポートをしながら、林業に目を向けるきっかけを作って行くのが、セルフビルドサポーターです。
この資格を取得していけば、自分で伐った木で家を建てる事が夢ではなくなります。
家の構造が分かる様になるので、自宅をセルフリフォームする事も出来る様になるでしょう。

セルフビルドサポーター制度概要

費用

※単発の講習も可能です。

【無料お試し体験】

■木こり体験
森林整備

■ログ加工体験 LV1
皮むき、磨き

【セルフビルドサポーター初級】 5,6000円

森林整備講習
■木こり体験 LV1 8,000円
講義(チェーンソーの扱い方)
伐木見学、玉切り、枝払い
■木こり体験 LV2 8,000円
講義(伐木方法)
受け口の練習、追い口の練習、伐木から造材

ログ加工技術講習
■ログ加工の基本 8,000円
丸ノコ、インパクトドライバーの使って馬(作業台) を作る。
※作業台は差し上げます。
■ログ加工体験 LV1 4,000円
ノコギリとノミの使い方
垂木転び止め加工
※当日テスト
■ログ加工体験 LV2
・柱ホゾ オスメス※当日テスト 8,000円
・柱蟻つぎ メス、土台蟻つぎ※当日テスト オス 8,000円

建て方後の技術講習
■建て方体験 各4,000円×下記のいずれか1単位
土台の据え方、柱・梁の据え方、
垂木つけ、野地板はり、ルーフィング、屋根
■外装体験 各4,000円×下記のいずれか1単位
間柱・筋交い、防水シートはり、窓入れ、
サイディング施工、ジョリパッド塗り、換気扇
■内装体験 各4,000円×下記のいずれか1単位
天井、窓入れ・窓枠施工、内装壁加工、下床、床貼り

【セルフビルドサポーター中級】 72,000円

森林整備講習
■森林整備2日経験 無料

ログ加工技術講習
■ログ加工体験 LV3
ノッチの作り方(ハーフノッチ、フルノッチ) 8,000円
【ログ加工テスト 別日】
ノッチ 8,000円

建て方後の技術講習
■建て方体験 各4,000円×初級で体験した以外の5単位
土台の据え方、柱・梁の据え方、
垂木つけ、野地板はり、ルーフィング、屋根
■外装体験 各4,000円×初級で体験した以外の5単位
間柱・筋交い、防水シートはり、窓入れ、
サイディング施工、ジョリパッド塗り、換気扇
■内装体験 各4,000円×初級で体験した以外の4単位
天井、窓入れ・窓枠施工、内装壁加工、下床、床貼り

【セルフビルドサポーター上級】 52,000円

森林整備講習
■チェーンソー講習受講
( 一社) もりびと主催2.5日間講習 20,000円

ログ加工技術講習
■ログ加工体験 LV4
蟻継ぎ オスメス 8,000円
鎌継ぎ オスメス 8,000円
【ログ加工テスト 別日】
蟻継ぎ 8,000円
鎌継ぎ 8,000円

建て方後の技術講習
建て方以降の全ての単位を3日以上経験 各無料
■建て方体験
土台の据え方、柱・梁の据え方、
垂木つけ、野地板はり、ルーフィング、屋根
■外装体験
間柱・筋交い、防水シートはり、窓入れ、
サイディング施工、ジョリパッド塗り、換気扇
■内装体験
天井、窓入れ・窓枠施工、内装壁加工、下床、床貼り

資格取得者紹介

セルフビルドプロデューサー
井上源太郎
NPO法人ふるさとネッツ理事/移住定住コーディネータ―/セルフビルドプロデューサー/長柄町TVディレクター/木こり

東京都出身。武蔵工業大学大学院卒業後、IT関連企業、映像制作会社などを経て、現在は株式会社ユート代表取締役。玄米菜食カフェの経営、長柄町役場「移住定住コーディネーター」、森のスポーツパチンコ協会 副理事長など、幅広く活躍する。
2017年より、NPO法人ふるさとネッツの理事となり、荒廃林を自ら整備して排出された杉材を使いログハウスをセルフビルド。このノウハウを活かして、現在は東京と千葉を往復する2拠点生活を実践しながら、「セルフビルドサポーター」の資格制度を作り、多くの地方がめざす地域創生を「林業」から実現する日本初のモデルとなるべく邁進中。

「荒廃林を無駄にしない世界を作りたい。でも、効率が悪いことをしても意味がありません。僕は、眠っている森林資源を家づくりを通して“暮らしに役立つもの”に代え、楽しみながら、かしこく使い切る方法を考えていきたいと思っています。」

 

チーフセルフビルドサポータ―
安島 ちはる
移住定住コーディネータ―/チーフセルフビルドサポータ―/野菜料理人/木こり

北海道出身。NPO法人「ふるさとネッツ」のメンバー。新宿のカフェや銀座のレストランでのキッチンスタッフを経て、原宿の玄米菜食レストラン「ハナダ・ロッソ」のシェフ兼店長を務め、現在は千葉県に移住。シェフ歴は15年。旬のオーガニック食材を取り入れたレシピの開発や、料理教室を行う。YouTube長柄町TVで地元野菜を使ったスイーツ、料理のレシピを配信中。大工の経験ゼロから、大工の職業訓練校で1年学ぶなど経験を積み、現在は自分の家をセルフビルド中。

「大きな工具を持って作業するのは、特に女性なら最初は誰でも不安です。でも、女性でもセルフビルドはできる!を証明したい。私も今でこそ難なく工具を使いこなせますが、約2年前は初心者で、チェーンソーなど工具の使い方をイチから学びました。
家の設計からデザインまで、自分の好きな場所に、好きなように、自分のペースでコツコツ作っていく楽しみは、他には味わえません。今から家ができるのが楽しみです!」